電話をし終えると女の子達の方へ向き直る
『今の会話を聞いてある程度予測はできたと思うけど、これから君たちは俺の家に行ってもらう。痛いことも、嫌なこともしない。君たちを綺麗にしてあげる。』
ほんと?
これは夢じゃないの?
あたし助かるの?
『ちゃんと家族のとこにも返してあげる。』
うそでしょ…
そう言ってまた泣き出す女の子達
『隅々まで綺麗にしたらちゃんと病院にも連れて行ってあげる。何かあったらちゃんと安心できるまで面倒も見る。これからの人生に傷が付きまとわ無いようにもしてあげる。』
『けど、もし君たちがこれから起こることを少しでも口外したら、人生を奪われた君たちにこれから与える人生を俺が奪うからね。俺は君たちを助けた事に胸を張っていい人間じゃないし、俺は光の下に居ていい人間でもない。』
不思議な顔をしているが、彼女たちは口外することはなさそうだ。
『難しい話をしちゃったな。誰にも言わないことを約束してくれたらそれでいいねん。』
彼女たちは黙って頷く
