なんで、龍も居なくなってしまうんだろう。 なんで、お父さんもお母さんも龍も笑うのだろう。 なんで、あたしは生きてるんだろう… 泣きじゃくりながらずっと自分を恨んだ。 大切な人たちを殺した霧野を殺してやりたいと思った。 遠のく意識の中で 「紅だけは守れ!」と宏くんの声が聞こえてた。