寝過ごした。 もう1時間目が終わる。 『…学校着く時はもう2時間目か…』 いつも通りヘッドホンをつけて学校へ行く。 授業中だからか、誰も居ない廊下を歩いていく。 自分の教室に行って堂々と扉を開ける。 先「遅れた理由を言いなさい!」 ヘッドホンから流れる音楽のおかげでなんも聞こえない。 けどきっとなんで遅れたのか聞いてんだろう。 『…寝てました。』 それだけ言ってあたしは自分の席についてすぐに顔を伏せた。 ヘッドホンをしながら。