紅い龍〜俺に一生ついてこい〜







『ちげえよ⁈あの夢はしばらく見てねえ。さっき見たのは世界滅亡の夢だった!』




迷惑はかけたくないから咄嗟に嘘を着いた。



きっとバレてるんだろうけど…




篤「そうか…なら、いいねんけどな。」




ホッ

良かった問い詰められなくて…





篤「そういえばよお、お前授業出てねえらしいなあ。初日は全部寝たんやってなあ。そうや!紅、お前2週間全部、授業参加せえ。」




『あ⁈なんでやねん!めんどくさい。』



篤(俺が愁に怒られる…)「お前が好きなあの店のスイーツ好きなもん全部買ったるから!それと、2週間ちゃんと行ったら出ても出んくてもええようにしたるから!」



このあたしがスイーツなんかに釣られるとでも…?




『………………その話…のった。』



釣られるに決まってる。
あの店のスイーツ美味しいねん♪♪


しかも好きなもん買ってくれんのやろ?

グフフフ


あ、失礼。
ついゲスな笑みがこぼれた…。




篤「よし、なら5時間目から出ろよ。」




もう、昼休みやったんかい…



『あーいあーいさー。』


あー、めんどくせえ。


でもまあ、行かんでよくなるのは楽やな。






プリンを食べて、教室へ向かおうと理事長室を後にする。






『ほな、またくるわ』




仕事に戻ったあっくんにそう告げて教室へと向かって歩いていった。