紅い龍〜俺に一生ついてこい〜






『失礼しまぁす。』




ノックもせずに入る。




カタカタカタカタカタ





あっくんが動かし続けていた指を止めてこちらを見る。





篤「紅か。どーせ寝に来たんやろ?」




さすがあっくん。わかってらっしゃる。
もう、ソファには毛布がおかれてあった。


『うん。おやすみー』


あたしは迷わずソファに寝転ぶ。




篤「この仕事終わったら起こす。」




あっくんの言葉を最後まで聞いて、深い眠りに落ちた…