紅い龍〜俺に一生ついてこい〜






アメリカンドッグを食べ終わってあたしはプリンの蓋をあける。





樹「あっ…」



『……なに?』



樹が急に声をあげた。




目線はあたしのプリン。



樹「………俺、プリンのが良かった。」



『あげない。』



こいつ、これでプリン好きなん?

ギャップか!!!!


やべえ、おもしろい。



あたしは笑いを堪える。




樹「あ?お前3つもあんじゃねえかよ。1つくれたって対して変わらんぞ。」





『ぷっ……あっはっはっはっはっ」




堪えきれなかった。



『おまっ、ムキになんなよ!(笑)まあ、やらねえけどな。てかなに照れてんねん!プリン好きなんは言いふらさんから!なっ?』




樹は、笑ったことに恥ずかしくなったのか顔が真っ赤だった。





『しゃあねえなあ。ほれ、一口やるよ。』




あたしはプリンを掬って樹の口に持ってった。