紅い龍〜俺に一生ついてこい〜




プレートには視聴覚室と書いてあった。





樹「…ここ、俺ら以外入って来ねえから。」





きっと樹なりの気遣いなんだろう。

屋上は寒いから。




『ん、ありがと。』






奥にあるソファに腰掛ける。





樹はテレビをつけて少し間をあけてあたしの隣に座った。





あたしは樹に買ったコーヒー牛乳と寒いただでもらったアメリカンドッグを樹に差し出す。




『これ、お礼な。ありがとう。』