青空太陽、時々くもり




聖くんは、あたしの大事な人。



言わなきゃ伝わらないから──……。





1つ大きく深呼吸。



緊張と不安で逃げたくなる。


でも、それじゃ、いつまでも変われない。


昔のあたしのまま。


あたしは、しっかり前を見た。




聖くんは、きっと部活中。


グラウンドで走ってるはず。




あたしは疲れきった足を動かして、グラウンドへ向かった。