卓也との帰り道

『俺ら友達に戻ろうぜ』
って卓也が


『なんだよ…別にずっと友達だし…』
って俺が言った

卓也は嬉しそうに顔をクシャッてして笑って…
『てか、桃李、めいとなんかあったか!?ここなんか月お前ら一緒にいねーじゃん』

って言った

『あぁ…別にちょっと距離おこうって』

『はぁ…だからね!めいに聞いてもなにも言わねーから心配したろーが』

て…
何で?
めいと話してんだよ…

『どういうことだよ…』

『いやぁ…つい…
まぁ、いっか…
俺ら友達だしな♪
めいが電話してきて、桃李のこと心配してて…どうしても今桃李に支えてあげる人が必要だから…桃李は自分からなんて頼ったりできないからってよくわかんねーけど、俺しか頼める人いないから…ってお前らやっぱりなんかあったんだろ!?』


それ聞いて…

モヤモヤしたけど

なんかめいらしいなって


アイツは自分だって辛いのに

俺の心配ばかりして

こうやって俺を支えようとしてくれてるって…

正直、卓也が話してきてくれてうれしかったし、自分からなんて絶対に頼らないから…

めいに無性に会いたくなって…

『卓也…ありがとう!俺嬉しかったから…てか、俺めいがやっぱり好きだ…』

『おう♪頑張れよ!!桃李!』
って背中押してくれた…