【完】キミとふたり、秘密の場所で。







てか、一宮くんって細いって思ってたけど……。




こうやって腰に腕を回してみると、結構筋肉もついてて、やっぱり女の子とは違うんだなって思う。




なんだろう、たくましいっていうか……。
少し、ドキッとする。




「………あの、いつまでくっついてるつもりですか?」




「………あ!」




わ、私ってば一宮くんにくっついたままだった!
これじゃ、周りから見たら私が一宮くんを抱きしめてるみたいじゃん!




慌てて一宮くんから離れようと、腰に回していた腕をほどく。




「………きゃっ!?」




……が、次は私が一宮くんに腕を回された。




な、な、な、なに!?




「………出来もないことをしようとするなんて、本当バカですね」




呆れた様子でそう言うと、一宮くんは私に自分のカバンと私のカバンを持たせて、軽々と私を持ち上げた。




「ちょ、一宮くん!?」




お姫様抱っこをした一宮くん。
か、顔の距離が……!