【完】キミとふたり、秘密の場所で。








「へぇ~……白雪さんが僕を?そんな細いカラダで?」




「うん!一宮くん軽そうだもん!」




「………じゃあ、持ち上げてみてくださいよ」




一宮くんは立ち止まって、カバンを地面に置く。




よーし、持ち上げるぞ!




私も同じようにカバンを置いて、前から一宮くんの腰に手を回す。




「よいしょっ」




頑張って力を入れる。





………でも、全く持ち上がらない。




な、なんで!?




「うぅ~………」




も、持ち上がらない………。




「どうしたんですか?まさか、持ち上がらないとか?」




「あ、あはは………」




私ってやっぱりなにもできないのかな……。
自分の無力さに絶望する。