「ふっ、まぁいいです。とにかく明日からテスト前日の放課後までは、ここじゃなくて選択教室に来てくださいね?僕がみっちり勉強教えてあげますから」
「それも結構で―――」
「白雪さんには拒否権はないので。そのへん覚えておいてくださいね?」
ニッコリ笑う一宮くんは明らかに楽しんでいる様子だった。
「もし、1日でも逃げたりしたら………お仕置きですからね」
「ひぃい………」
お仕置きって……今日みたいなことやらされるに違いない。
いや、もしかしたら今日よりももっと鬼畜なお仕置きかも。
絶対にヤダ………!!!
「わかりましたか?」
「ぅ………」
「返事は?」
「………はい」
私が首を横に振ったら……って考えたらゾクッとした。
きっとお仕置きされる……。
そう確信して、私は頷いた。