「け、けけけけ、結構です!!!」
セカンドキスまでは絶対に奪われたくない……っ!
「遠慮なんていらないんですよ?」
そう言って私の顎をクイッと持ち上げる。
その瞬間、私の顔はさらに熱くなっていく。
「あ、あの………っ」
「なんですか?はやくキスしてほしいって?」
「そんなこと言ってない……!」
調子狂うし……誰かこの俺様をどうにかしてくださいっ!!!
私の人生全部がこの人のせいで狂い始めたし。
「じゃあお望み通り、してあげます」
「あの、だ、だから……っ」
私のセカンドキス―――!!!
覚悟を決めて、思い切り目を閉じる。



