逃げられるはずもなく、階段までたどり着いた。




はぁ……私の人生終わった……。




「じゃあ、早速なにしてもらいましょうかね」




「………」




ゴクン……。




私は息をのんだ。




「じゃあこれ」




私の手のひらに置かれたのは、イチゴミルク味のキャンディだった。




「なに、これ?くれるの?」




「はい?違いますよ。これを僕に食べさせてください」




「え!?」




た、食べさせるって……




え、食べさせる!?




「ど、どういうことでしょうか……!?」