「ふぅーん……でも僕電話ニガテなんで」
「そ、そうなの!?」
まぁ、確かにニガテそうな感じする……。
「それに」
「ん?」
「白雪さん、いたずら電話してきそうですし?」
ギクッ………ば、バレてたなんて……。
「その顔は図星ですね?僕にいたずらしようだなんて5000年早いです」
「う、うぅ……」
くそぅ……勝てない。
一宮くんに勝てないよー!!!
「僕をなめてもらったら困ります」
「だって……」
「とにかく白雪さんは僕には勝てない運命なんです。わかりました?」
「…………」
そ、そんなぁ……。
「わかりましたか?」
一宮くんに顔をぐっと近づけられて頷くしかなかった。