「べ、別に普通だよっ!赤くなんかないもん!!!」




そう言うと、一宮くんが私の頬に手を添えた。




「へぇ~……そのわりには頬、熱いんですね?」




「……っ!!」




「……ふっ。また赤くなりましたね?」




完全に一宮くんのペースにのせられてる……!




……あ!そーだ!
一宮くんに電話番号聞くんだった!




「そ、そーだ、一宮くん!!!」




「なんですか?」




「あの……その……っ!で、で、電話番号を教えてくれない、かな?」




私の言葉に一宮くんは険しい表情をした。




「なぜですか」




「いや……い、一宮くんと電話したいなぁ~なんて思いまして!!!」




ひぃい!!!
一宮くん、顔が怖いです……。