【完】キミとふたり、秘密の場所で。






「別に?思ってますけど?僕を信じられないんですか?」



「むぅ……」



一宮くんの余裕そうな顔、めちゃくちゃ腹立つんだけど!?
まぁ、反抗したってきっと勝てやしないよね……。



「じゃあ僕は真面目なんで前向きますね。僕と話せないから寂しいって泣かないでくださいね」



「な……っ、泣かないよ……!!!」



一宮くんは安定の余裕な表情で前を向いた。



はぁー……ムカつくぅ〜……。



一宮くんにいつか勝ってやるもん!
一宮くんを困らせてやりたい!



うーん……どうすればいいかなぁ……。



私は机に伏せて考えはじめた。



上靴に画鋲入れとくとか?



それはさすがに可哀想か……。



じゃあ電話番号教えてもらってイタ電しまくるとか?



お、それならいいかな?!



よし、昼休みに聞こう!