「柴崎くんはいっつも素直で……普通に私を期待させるようなことを無神経に言ったり、したり………ほんとズルい」
柴崎くんは本当にズルい。
私をこんなに柴崎くんのこと好きにさせて……。
「私が……っ、どれだけ柴崎くんのことを好きか……知らないでしょ……っ!」
そう言って、私は柴崎くんに抱き付いた。
「え……未唯ちゃん……?」
「好き……柴崎くんのことが……っ」
この気持ちを抑えることなんて出来ない。
「ねぇ、未唯ちゃん。俺、今更気付いたよ」
柴崎くんの答えが怖くて目をつぶっていると、そんな言葉が聞こえてきた。
「え………?」
なにに、気付いたんだろう……。



