【完】キミとふたり、秘密の場所で。








「ね、食べ終わったらショッピングセンター行こうよ!」




柴崎くんが言った。




「うん、いいよ」




「やったー!実は未唯ちゃんに服選んでほしくてさ」




「えっ!?」




わ、私が服を選ぶ……?




「俺、自分で服選ぶのニガテなんだよね」




えへへと少し恥ずかしそうに笑う柴崎くんが可愛かった。




「そうなんだ!じゃあ、私でよければ……」




「ほんとに?未唯ちゃんセンスよさそうだから助かる!」




服を選ぶなんて、なんだか彼女になった気分。




やばい、にやけちゃいそうだ。





それから昼ごはんを済ませて、近くのショッピングセンターに入った。