「いっただっきまーす!!!」
柴崎くんは私と向かい合った席で勢いよく、ダブルチーズバーガーを頬張る。
「ん、美味い!」
幸せそうな柴崎くんの笑顔に私も思わず笑顔になる。
「ほら、未唯ちゃんも食べなよ」
「んぐっ!?」
不意に柴崎くんが自分のポテトを私の口に入れた。
「い、いただきます」
私はチーズバーガーを一口。
やっぱりこのファーストフード店のチーズバーガー、美味しいな。
「ふふ、未唯ちゃん幸せそうだな」
柴崎くんは私を見てニコニコ笑う。
「そ、そうかな?」
「うん、すごく美味しそうに食べるね」



