【完】キミとふたり、秘密の場所で。







「ねぇ、メアド交換しない?仲良くしようよ!」




「い、いや、あの~……」




誰がアンタたちみたいなチャラ男とメアド交換するかっ!




って思いながらも言えない私は小心者だ。




「キミ、可愛いし付き合ってよ~」




「あ、あはは……」




冗談もほどほどにしてくれ……。
誰か助けて……。




「あの、俺の彼女になんか用ですか?」




「チッ、彼氏いたのかよ」




男2人組は舌打ちをして去って行った。




振り返ると、そこにはミルクティーとオレンジジュースを持った柴崎くんがいた。




し、柴崎くんが助けてくれたんだ……!




「未唯ちゃん、大丈夫?」




柴崎くんの問いかけに私は大きく頷く。