「一宮くん、好きだよ」





溢れる想いを口にせずはいられなかった。




好き。




大好き。




もう私は一宮くんに夢中なんだ。




「またそうやって不意打ちでそういうことを……」




「好きだから好きって言っただけだよ!」




私が抱きしめながら一宮くんを見上げて言うと、一宮くんは手で顔を覆った。




「………っもう、好きって言うの禁止だから」




一宮くんが照れてる……!




「えーっ!?なんで!?」




「………可愛すぎて襲っちゃいそうになるから」




「っ」




一宮くんの言葉に胸が熱くなってとろけてしまいそうだった。