【完】キミとふたり、秘密の場所で。







カバンからラッピングした、プレゼントを取り出す。




「喜んでもらえるかわかんないけど……」




そう言ってプレゼントを一宮くんに手渡す。




「2回目だけど、誕生日おめでとう!」




「ありがとうございます。……開けてもいいですか?」




「うん!」




一宮くんが喜んでくれますように……っ!




一宮くんがラッピングのリボンを解こうとした瞬間、目をつぶる。




「これ……ブックカバーと栞……」




そんな声が聞こえて目を開けると、ビックリしている一宮くんがいた。




「頑張って作ったんだけど、私不器用だから……」




「もしかして……手に絆創膏がいっぱい貼ってあったのはこれを作ったからですか?」




「うん、そうだよ」




一宮くんは私に歩み寄り、そっと抱きしめた。