「お、お邪魔します!」 そろ~っと中の様子をうかがいながら中に入る。 「夜中までは家族は帰ってこないのでそんな固くならなくて大丈夫ですよ」 「う、うん………っ!」 中に入ると、一宮くんの家の匂いがした。 これ……一宮くんの匂いだ……。 「僕の部屋はここです」 「お、お邪魔します~……」 一宮くんが開けてくれた扉の中へ入る。 「じゃ、僕はコップとかお皿を持ってくるので待っててください」 「う、うん!」 ガチャン――― 一宮くんが部屋を出ていき、私は部屋を見渡す。