「そんなに買わなくても僕がまた買って差し上げるのに」
「いいじゃん!記念だよ、記念!」
「なんの記念ですか………」
「初デートと一宮くん誕生祭記念かな!」
笑顔で答える私に呆れた様子で「なんですかそれ……」と言っていたけどスルーした。
スーパーを出て、歩いて5分。
「ここが僕の家です」
着いたのはキレイな一軒家だった。
「新築みたい……!」
「そうですか?これでも結構建ってから何年も経ってるんですよ。少なくとも17年は」
そんな風には見えないほど、キレイだ。
て、てか……なんか急に緊張してきた!
「どうぞ、入ってください」
一宮くんが鍵を開けて、私を誘導する。



