【完】キミとふたり、秘密の場所で。







「あ、ごめん!私次の日曜日はちょっと用事が……」




……あ、そーだ!




「柴崎くんと一緒に行ってきたら?」




私は2人に提案する。




「えぇ!!?そ、そんな柴崎くんだって予定あるだろうし……っ!」




「未唯ちゃんがいいなら俺は大丈夫だよ!基本土日は暇だし」




柴崎くんは笑顔で言う。




「ほら、未唯ちゃん行ってきなよ!」




「う~ん……本当にいいの?」




「うん!一緒に行こう?」




柴崎くんのその一言で未唯ちゃんの表情がパアッと明るくなった。




「うん!」




「よし、そうと決まれば集合場所とか決めなきゃだよな!連絡取れるように連絡先交換しよ!」




柴崎くんがケータイを取り出すと、未唯ちゃんはさらに笑顔になった。