「そ、そういえば!次の日曜日、どうする?」




これ以上話したらボロが出そうだから話題を変えた。




「あぁ、どうしましょう?」




「一宮くんの家でお祝いしようよ!」




「………本気で言ってるんですか?」




「うん!」




一宮くんの誕生日なんだし、一宮くんの家でお祝いしたい。
それに、一宮くんの家に行ってみたいし。




「………わかりました。じゃあ13時に白雪さんの家に迎えにいきます」




「おっけー!行く途中にケーキとジュースとあのキャンディ買おう!」




「もちろんです」




やったー!
ついに初デートかぁ~……。
しかも初デートがおうちデート、しかも誕生日会ってなんかロマンチック!




「楽しみだなぁ~」




「そうですね」




私が笑うと一宮くんも優しい笑顔で返してくれた。