「そ、それはちょっと無理があるような………」
「はい?まさか逆らう気ですか?そんなワケないですよね?お仕置きすることになったのは白雪さん自身の行いが悪かったからなんですから」
「そ、そうですよね~………」
私は仕方なくゆっくり一宮くんの足の間に座った。
や、ヤバいこれ……。
背中に一宮くんが密着してて心臓が爆発しそう……っ!
私はあまりの恥ずかしさに立ち上がろうとした。
………が、一宮くんに腕を引っ張られてまた一宮くんの足の間に座らされた。
「逃げようとするなんて、どういうつもりですか?」
一宮くんの声が耳元で聞こえて体全体が熱を帯びる。
「だ、だって近いんだもん………っ!」
「意識しすぎなんじゃないですか?」
「こ、こんな近かったら少しぐらい意識するに……んんっ!」
私が言い返そうと振り返った瞬間、一宮くんとの距離がゼロになった。



