「まぁ、大体どんなプレゼントがいいか、考えといたら?」




「うん、わかった!」




行く前に決めてたらあとは柄とか色とかそういうの選ぶだけだもんね。




なににしようかな~?




キーンコーン―――



「じゃ、またね」



「うん!」




未唯ちゃんは自分の席に戻っていった。
それと入れ替わりに、一宮くんが帰ってきた。




「一宮くん、おかえり」




一宮くんは少し疲れている様子だ。




「………もう、柴崎蒼はどうすればいいんですか。もう疲れました」




「一緒に仲良くお弁当食べたんでしょ?」




「仲良くは食べてません」




「素直じゃないんだから」




でも素直な柴崎くんと、素直じゃない一宮くんだから、意外と相性いいのかもしれない。