【完】キミとふたり、秘密の場所で。








「柴崎くん、急にどうしたんだろうね?一宮にくっついちゃって」




お弁当を持って未唯ちゃんが私の席にやってきた。




「カッコいい!友達になろう!って言ってたよ」




「まぁ、確かに今日のHRの一宮はカッコよかったわね」




「でしょ~!一宮くんはカッコいいんだよっ」




「ノロケるなっ!」




私の頭を軽く叩いた。




「ま、桃乃が幸せそうでなにより」




「ありがとう、未唯ちゃん!」




「でも、一宮だけじゃなくて私の相手もちゃんとしてよね」




少し拗ねたように言う。




「もちろん!またアイス食べにいこう!」




「うん!さ、はやく弁当食べよ」




久々の2人の昼休みだ。