【完】キミとふたり、秘密の場所で。







「し、柴崎くん!それどこで……っ!?」




一宮くんはどこで買ったのか教えてくれなかったキャンディ。




私は立ち上がって柴崎くんに聞いた。




「これは俺の家から自転車で10分のところにあるスーパーの限定商品なんだ!」




「柴崎くんの家って……駅前方面だっけ?」




「うん、そうだよ」




「そのスーパーって私の家の方面にもある?」




「いや、この辺ではあそこだけだったと思うけど……」




私はふと一宮くんとの会話を思い出す。




『これ、どこに売ってるの?近所のスーパーとかコンビニとかで全く見かけないけど……』



『あぁ、これは僕の家の近所のスーパーでしか売ってないんです。あそこ以外では見かけたことないです』



『へぇ~………一宮くんの家の近所ってことは、私の家方面ってことだよね?スーパーなんてあったかなぁ……?』



『………また、買ってきてあげますよ』




一宮くんはあのとき私の言葉に少し動揺してた気がする。
やっぱり一宮くんの家は駅前方面ってこと……?