「あ、でもこれは一宮には内緒な。一宮に本人には言わないでくれって言われたから」
「は、はい………」
なんで……なんで一宮くんはいつも私を助けてくれるの?
私のこと、キライになったんじゃなかったの?
こんなことされたら……勘違いしちゃうじゃん。
一宮くんのこと……好きって言っちゃいそうじゃん。
もう好きじゃないって自分に言い聞かせて、自分の気持ちにフタをしたのに。
でも……未唯ちゃんは一宮くんが好きで……。
もう今更好きなんて言えない。
だから……もう、私に優しくしないでよ。
「白雪……?って、なんで泣いてるんだ!?どこか痛いところでもあるのか?」
「へ……っ?」
自分が泣いていることに、担任に言われて気が付いた。
「あ、いや……っ!あ、あの……少し休んでから教室に戻っていいですか?」
「もちろんよ。一回ゆっくり休んで」
それから私は保健室のベッドに寝かせてもらった。



