【完】キミとふたり、秘密の場所で。








「大丈夫だったか!?」




「あ、はい!おかげさまで」




「ほんと焦ったんだからな~はぁ……」




「先生、ありがとうございました」




担任の焦った顔なんて、初めて見たかも。




「礼は俺じゃなくて一宮に言え」




「えっ」




い、一宮くん……?なんで?




「一宮が俺に白雪のピンチを知らせてくれたんだからな」




「う、ウソ………」




「一宮ってよく図書室を利用してるみたいでさ。あの空き教室と同じ特別棟の2階にあるからたまたま声が聞こえたんだって言ってたよ」




私は信じられなくて大きく目を見開いた。




一宮くんが私を助けてくれたの……?