「キミは隣のクラスの瀬戸くんだね?こっちに来なさい」
「……っ」
歩は抵抗する間もなく、うちの担任に連れていかれた。
「白雪さん……少し遅くなってごめんね?」
「あ……いや……」
保健室の先生は私に毛布をかけて、立ち上がらせた。
先生の優しい笑顔に安心して、力が抜けそうになる。
助かったんだ……よかった……。
「保健室に行きましょうか」
私はそのまま、保健室に連れていかれたのだった。
なんで……先生たち、私の場所がわかったの?
特別棟は人通りが少なくて、なかなか気づかれないはずなのに……。
「はい、どうぞ」
保健室のベッドに座ると、私の目の前には湯気のたったお茶が差し出された。



