「歩………」
そんなの……あの子が可哀想。
あの子だって純粋に歩が好きで……告白したんじゃないの?
その想いを踏みにじるなんて……っ。
「あんな香水くせぇ女、好みじゃねぇし。顔も大して可愛くねぇし。桃乃の方が何倍も可愛いっつーの」
「歩……最低……っ!」
我慢できず、声をあげた。
「なんで好きでもない相手と……付き合うの?歩は……そんな人じゃなかったのに……っ!私は昔の歩が好きだったんだよ……!」
「………っうるせぇ!!!」
「きゃっ!」
すると顔を真っ赤にした歩が私の上に馬乗りになった。
そして私の制服に手をかける。
「俺は桃乃を手に入れられたらなんでもいいんだよ!」
「歩っ!やめて……っ!」
歩はどうかしてる。
なんで……なんで……こんな人になっちゃったの?



