「お、アイスクリーム屋さん空いてる!今のうちに行かなきゃ!」
私はテンションアゲアゲで未唯ちゃんの腕を引く。
「桃乃、すごく元気ね」
少しできている列に並んで、未唯ちゃんが少し息を切らして言った。
「まぁね。久々に女子高生っぽいことできるから嬉しくって」
「あ、そういえば……さ。あとで相談してもいい?」
「え?」
未唯ちゃんが相談って……珍しいな。
私もたくさん今まで相談にのってもらってきたし、今度は私が未唯ちゃんの力になれたらいいな。
「うん!いいよ」
相談にのるの、得意ではないけど自分なりに……!
「ありがとっ!じゃあアイス買ってベンチにでも座って話そうか」
それから私と未唯ちゃんは念願のカボチャプリンアイスを頼んで、その辺のベンチに腰をかけた。



