「アイス~アイス~♪」 「桃乃、すっごく楽しそうね」 「だって、アイス食べに行くの久々なんだもん!」 私はスキップ混じりに校門をくぐる。 「あのアイスクリーム屋さんって、駅前だっけ?」 しばらく行ってなかったから記憶が少し曖昧だ。 「そうだよ」 「よーし!未唯ちゃん、はやく行こう!!!」 「え、ちょっ、桃乃!」 私は未唯ちゃんの腕を引いて、駅の方向へ走った。 「桃乃!そんな急がなくても!!!」 「えへへ、はやく食べたいんだもんっ」 走ること数十分。 駅前に到着した。