「まぁ、いいです。興味ないですし」
う……ちょっとショック……。
すると、一宮くんは昇降口は1階なのに、階段を上がろうとしていた。
「一宮くん……どこに行くの?」
「読書しにいくだけです」
「え!つ、着いていってもいい?」
一宮くんともっと話したいもん!
「来ないでください。邪魔です」
「え~!!!お願い!ね!?」
「……もう、勝手にしてください」
一宮くんは1つため息をついてから言った。
え……それってつまり……!
「いいの!?」
「静かにしてください。うるさいです」
「はぁ~い………」
えへへ……嬉しくてにやける……。



