早速私はそのチョコを口に運ぶ。




「………っ!」




ど、どうしよう………っ!




「め、めちゃくちゃ美味しいんだけど……っ!」




「ほんとだ!この口どけ、やばいね!」




私と未唯ちゃんは顔を見合わせた。



まさか、ここまで美味しいとは思わなかった……。




「マジで?じゃあ俺も!」




私たちの反応を見て、柴崎くんもチョコを口に放り込む。




「………っお、美味しい!予想以上の美味しさだな、これ!」




柴崎くんは幸せそうに頬を押さえた。




「今日の帰りにでも買って帰ろうかな!」



一宮くんに頼んで、寄ってもらえばいいよね!




「私もそうしよーっと!」




喜ぶ私と未唯ちゃんを見て柴崎くんは、喜んでもらえてよかった、と笑った。