【完】キミとふたり、秘密の場所で。







そして午前の授業が終わり、昼休みになった。




「桃乃ちゃーんっ!」




私がいつものように未唯ちゃんとお弁当を食べようとしたら、柴崎くんがやってきた。




「柴崎くん、どうしたの?」




「あ、あの、もしよかったら3人で一緒に食べない?」




柴崎くんの片手にはお弁当箱。
3人の方がにぎやかになりそうだし、いいよね!




「いいよー!ね、未唯ちゃん?」




「もちろん」




「ありがとう!じゃ、お邪魔しまーすっ!」




「どうぞ」




柴崎くんは嬉しそうにイスを持ってきた。





「じゃ、いただきまーす!!!」





柴崎くんがルンルンな様子でお弁当箱を開く。