―――次の日の朝。
私は未唯ちゃんの席でダラダラ喋っていた。
「ほら~!絶対そうだと思った!」
昨日の柴崎くんのことを話すと未唯ちゃんがやっぱりね、と声をあげる。
「で、でも、目的は友達になってもらうことだったみたいだし……」
「柴崎くんだったら言いそうね。そういうの真面目そうだし」
「だから付き合わなくてもせめて仲良くなれたらなって」
友達になってほしいって言われてイヤな気分になるワケがない。
むしろ嬉しいもん!
「で?一宮は?」
「へ?」
「一宮はそれに対してなにか言ってた?」
な、なんで一宮くんが出てくるんだろう?
「特になにも……っていうか、興味なさそうだったかな」
「ふぅーん……なるほど」
なにが、なるほどなの!?
未唯ちゃんは1人で納得してるし。