【完】キミとふたり、秘密の場所で。








「でしょう?これは僕のお気に入りなんで」




「これ、どこに売ってるの?近所のスーパーとかコンビニとかで全く見かけないけど……」




美味しいなぁって思って探してみたりするんだけど、全然売ってない。




「あぁ、これは僕の家の近所のスーパーでしか売ってないんです。あそこ以外では見かけたことないです」




「へぇ~………一宮くんの家の近所ってことは、私の家方面ってことだよね?スーパーなんてあったかなぁ……?」




あっち方面は行けば行くほど田舎だからなぁ……。
お店も少ないし。




「………また、買ってきてあげますよ」




「ほんとにっ?やったー!」




「そんなに気に入ったんですか」




「うんっ!」




私は笑顔でうなずく。



一宮くんと私、案外食べ物の趣味合ったりして!
まぁ、このキャンティだけだけど………。