【完】キミとふたり、秘密の場所で。






「じ、実は俺……っ、好きなんですっ!!!」




「へ……っ?」




す、好き………?




「あの、なにが……?」




「あっ、その、白雪さんです!!!」




し、白雪って………わ、私!?




「入学式で一目惚れして……それから白雪さんの笑顔とか見てるうちに、もっと好きになってて………」




そ、そんな前から私のこと……?
びっくりしすぎて言葉が出ない。



柴崎くんならもっといい女の子いるはずなのに……!




「で、でも、付き合ってとは言いません!ただ……友達から始めたいなって思って……」




「え……?」




「まだ、白雪さんとほとんど話したことないし、お互いのこともよく知らないし……友達になってもらえませんか……?」




柴崎くんは真剣で純粋な目で私を見る。
そんな目で見られたら、断れるワケない……ってか、純粋に嬉しかった。