もう一発くる…



“女子からなんか俺が助けてやるよ。”


あの言葉がふいに浮かんだ。



助けて!!




グループの中心にいた女が手を振り上げた時だった。



――――パンッパンッ



後ろから聞こえる2回の手拍子。




「はいはーい。チャラくて、最低で、人のこと勝手に彼女とか言う優河ですよー。」