「大変危ない状態らしいの。」 蓮のお母さんは涙ながらに言って、病室へ入って行った。 「白石、ジュースでも買いにいこ?」 高坂は俺にそういい、前に進んでいく。 「部活の皆、外で待ってるから言いに行かないとね。」 笑顔で俺に話す。 「なんで、笑えんの?」 高坂がわざと俺のために笑顔作ってることぐらい、小学生の頃から一緒だしすぐわかった。 「なんで笑えんだよ!」 また怒鳴ってしまった。 高坂の顔が暗くなる。 「白石、病院では静かにしなきゃいけないんだよ。」