「蓮?」
あたしは耐え切れず、その場に座った。
「蓮?蓮?」
蓮は目を閉じて、苦しそうにしている。
周りの皆は蓮が病気だって知らないからびっくりしてる。
「白石‼︎救急車呼んで‼︎」
「おっ、おう。」
野球部内で蓮の病気の事を知っているのは、あたしと監督だけ。
「蓮?しっかりして。」
神様、蓮は頑張ったんです。
あたしのために約束を守ってくれたんです。
まだ、伝えてないことがいっぱいあるんです。
まだ、あたしの王子様を連れていかないでください。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…