「痛いぃぃぃ。」



「できる‼︎もっとできる!」



あたしは蓮のピッチングトレーナーとして監督から任命されてる。



蓮は野球部のエース!



「高坂、オッケーだ。」



キャッチャーの白石くん。


リトルからの付き合いで、とっても優しくて男前。



「んじゃ、軽く10球ぐらいね。」


「んにゃ‼︎」



小学生の時はあたしの方が球早かったのにな。いつのまにかすっごく早くなって、この前の大会では150kを出した。



「凛、どうだ?」



「ん、まーまーかな。」



「了解‼︎白石あと10球!」



好きな野球をしながら、好きな蓮と一緒にいれる。