三番バッターがバッターボックスで構える。 一球目はど真ん中のストレート、二球目はスライダーをファールに打たれ、追い込んだ。 「おりゃぁぁぁ‼︎」 蓮の力強い声が聞こえる。 バシッッ 「よっしゃぁ‼︎」 空振りで三振。 蓮は三人を九球で抑え、順調な立ち上がりをみせた。 「凛、今からそんな熱入ってたら、もたないよ。」 「ほんとだね。」