「蓮!楽しい?」 「当たり前だろ?」 「だってさ、全然動物みてないし。」 「俺、お前見てる方が楽しいから。」 「なにそれ!馬鹿にしてるでしょ。」 「してねぇよっ。」 「あっ、象見にいこっ。」 そう言って、俺の手を引っ張る。 小さくてあったかい手。 俺を強くされてくれる手。