「蓮、おはよっ。ちゃんと起きたよ。」 「おう。」 可愛くて、ちっさな俺の姫がやってきた 笑顔だけど、なんかやっぱり俺ら家族がおかしいことに気づいてるみたい。 「ねぇ、蓮。どうしたの?」 言うしかないよな。 だめだ、俺泣きそう。 「あのな、俺死ぬんだって。」 俺の頬に温かいものが伝った。 「なにそれ、意味わかんない。」 「‥‥‥」 「ほんとなの?」 俺はコクリと頷いた。 凛の目からは大粒の涙がこぼれている。 俺、凛泣かしたな。